注文を持ち続けるほど、受け取れる金額が大きくなるスワップポイントは、FXの魅力のひとつですよね。
通常FXでは、はポジションを保有している状態ではスワップポイントを出金できませんが、「未決済ポジションでもスワップポイントだけを出金できる会社」も多くなってきました。
未決済ポジションでスワップ出金可・不可の仕組みの違いと、長期のスワップ金利狙いに向くFX会社をご紹介します!
スワップは未決済でも出金できる会社・できない会社がある
対円の高金利通貨ペアといえば、トルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アフリカランド/円が代表的ですよね。
こういった通貨ペアを買いで保有すると、金利差が反映され多くのスワップポイントを受け取ることがができます。
なかには「取引で含み益が出てきたから、スワップポイントだけ引き出したい。」と考えている方もいるでしょう。
FX業者によってはポジションを決済することなく、スワップポイントだけを出金して、株の配当金のように受け取ることができます。
より一層の複利効果に期待して、スワップポイントで追加ポジションを建てる戦略もできるでしょう。
つまりスワップポイントを積み重ねて証拠金に余裕できてから、さらにポジションを追加すれば、自動的に複利効果を生むこととなります。
どちらのやり方でも複利効果を狙った運用が可能ですが、より有利なのは自動的に精算される「建値変更方式」の業者です。
建値変更方式については後述します。
スワップポイントは出金すると課税対象に
確定申告の際、FXの損益は雑所得の扱いとなります。
例えば会社員のトレーダーで、含み益が15万円のポジションがあっても、決済しなければ課税対象とはなりません。
これは為替変動による為替差益、スワップポイントによる金利差益どちらでも、含み益であれば同様です。
ポジションを決済して実現益となり、年間20万円以上の利益が出たら、確定申告する必要があります。
スワップポイントのみを出金するということは、スワップ分の含み益を確定させて、実現益になることを意味します。
そのため、ポジションを決済していなくても、スワップだけで20万円以上出金した場合は確定申告しなければいけません。
スワップ運用をするなら、決済するタイミングをいつの確定申告に照準をあてるか、自身のFXによる利益も踏まえてコントロールが可能です。
未決済ポジションでも、課税対象になる会社もある
YJFX!、マネースクエア、オアンダ・ジャパン、セントラル短資FXは、ポジション保有中であっても、スワップポイントは日々精算される仕組みです。
ニューヨーククローズをまたいでロールオーバーするたびに、自動的に証拠金(口座残高)に反映されます。
これらの業者は、建値変更方式を採用しています。
つまり建値変更方式では、日々のスワップポイントは実現益となり、ポジション保有中であってもスワップ分は課税対象となります。
大量の注文を保有している方以外にはそれほど関係ありませんが、上記4社で取引している方は、確定申告に向けてスワップポイントの実現益は20万円以上であるかを把握しておくようにしてください。
ただしこれらのFX会社は、スワップポイントが日々証拠金に反映されることで、証拠金が増えていくことでレバレッジは低くなっていきます。
つまり未決済ポジションが課税対象となる会社は、課税対象外の会社に比べると、ロスカットリスクが下がるメリットがあるのです。
建値方式については、以下記事で詳しく解説しています。
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スワップポイントの出金対応・比較表
やはりポジションを手仕舞いしなくても、スワップポイントを任意のタイミングで出金できる会社だと、他の投資に資金を回したり、ちょっとしたお小遣いにすることもできて便利かもしれません。
また含み益を一部だけ決済するなど、確定申告の時期をコントロールできる点については有利だと言えます。
*1 未決済ポジションのスワップポイントが非課税 = 建値方式未決済ポジションのスワップポイントが非課税 = 値洗い方式(または建値変更方式)
*2 スワップポイントのみの出金は不可。
*3 5,000円以上/無料、5,000円未満/1回330円。
各社のスワップポイントはこちらで比較しています。
FXでは、スワップポイント狙いのトレードが人気です。いわゆるスワップポイントは、FX版の利息といったイメージですね。日本円は低金利通貨ですので、トルコリラ/円やメキシコペソ/円など高金利通貨を買いポジションで保有しているうちは、[…]
課税・非課税について
ほとんどのFX会社は建値維持方式で、ポジションを決済してから課税対象となります。
YJFX!やセントラル短資FXなどの「値洗い方式」を採用しているFX会社は、スワップポイントが付与されるロールオーバーの時点で課税対象となります。
ただし、決済ポジションのスワップに対する課税対象の有無は、異なった取り扱いがされる場合も時にはありますので、最寄の税務署や税理士にお問い合わせするのが最も確実です。
未決済ポジションのスワップポイント出金について
*2のYJFX!やインヴァスト証券では、スワップポイントは日々有効証拠金に反映されるのでスワップ利益によっては確定申告の対象となりますが、スワップポイントの金額分出金依頼をすれば、ポジションを決済することなくスワップポイントのみ出金可能です。
対してFXプライム byGMO、ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF)などはスワップのみの出金は不可です。
スワップ狙いのトレードにおいて決済するまで非課税なのはメリットですが、ポジション決済後でなければ出金できません。
なお未決済ポジションのスワップポイントが非課税の会社であっても、20万円以上のスワップポイントを出金依頼をすれば課税対象となります。
またポジション保有時に証拠金、実質のスワップポイントを出金すれば、レバレッジが上がってしまう点にはくれぐれ注意しましょう。
既存のポジションを決済することなく、そのポジション分のスワップポイントを出金できる方が、自由度が高い。
外為どっとコムは「スワップ振替機能」を搭載!
外為どっとコムでは、スワップポイントが3,000円以上たまったら、ポジションを決済することなくスワップポイントだけを出金することが可能です。

3,000円以下では出金できないため、まずは3,000円をためることを目標にしてスワップ運用するのもいいですね。
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ヒロセ通商はスワップポイントの出金金額が自由!
スワップポイントのみを出金しやすい業者は、ヒロセ通商です。

スマートフォンは非対応ですが、PC取引ツールから出金手続きが可能です。
注文 → スワップ振替 → チェックボックスにチェック → 金額に問題なければ「OK」→ 振替確認画面で「振替送信」をクリック
設定の「注文&動作設定」をクリック → 注文動作設定のスワップポイント振替を「使用する」に変更
ポジション一覧でチェックを入れ「スワップ振替」をクリック →「確認画面へ」→ スワップポイント振替内容確認の画面で「振替」をクリック
出金額は下限がありませんので、少額のみ引き出せるのも魅力です。
またヒロセ通商の子会社であるJFXも、スワップ振替に対応しています。
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