【2024年11月更新】南アフリカランド/円のスワップポイント比較と今後の見通し

南アフリカランド/円 スワップポイント比較と今後の見通し

スワップポイント狙いのトレードで定番の通貨ペアとして、根強い人気を誇るのが南アフリカランド/円です。

南アフリカランド/円スワップポイントの魅力から、今後の見通しを解説しつつ、最新スワップポイント比較からランキングまでご紹介していきます。

目次

金利はFX業界で上位の高さ!

近年スワップポイント狙いのトレードでは、高金利通貨としてトルコリラ、メキシコペソ、中国人民元が台頭してきています。
しかしながら、10年以上に渡って高金利通貨TOP3の座に君臨し、長期的なスワップポイントの受け取りに抜群の安定感を見せるのが「南アフリカランド」です。

順位国名(政策金利)
1位トルコ(50.00%)
2位メキシコ(10.50%)
3位南アフリカ(8.00%)
4位香港(5.25%)
5位アメリカ(5.00%)
5位イギリス(5.00%)
6位ニュージーランド(4.75%)
7位ノルウェー(4.50%)
8位オーストラリア(4.35%)
9位カナダ(3.75%)
10位ユーロ圏(3.40%)
11位スウェーデン(3.25%)
12位中国(3.10%)
13位スイス(1.00%)
14位日本(0.25%)
政策金利取得日:2024年10月31日

なお政策金利だけ見ると南アフリカはロシアに劣りますが、まだFXでルーブルや人民元はそれほどメジャーではないため、実質はリラ・ペソ・ランドが高金利通貨として注目されています。

コロナショックにより、南アフリカの政策金利も下落傾向にありますが、日本はほぼゼロ金利で推移することが想定されており、まだまだ高水準スワップポイントの受け取りには期待できるといえるでしょう。

南アフリカランド/円の証拠金

FXは通貨ペアごとに証拠金が異なります。
米ドル/円を基準にすると、どのくらいのポジションのポジションを保有できて、どのくらいのスワップポイントが付与されるのか見てみましょう。

通貨ペア名1Lot/
証拠金
1Lot/スワップ
ポイント
米ドル/円と
同額のLot数は?
米ドル/円と
同じ証拠金なら
スワップは?
米ドル/円
米ドル/円
61,000円250円
トルコリラ/円
トルコリラ/円
1,900円36.1円32.11Lot1,159円
メキシコペソ/円
ハンガリーフォリント/円
3,700円26.1円16.49Lot430.3円
南アランド/円
南アフリカランド/円
7,700円17.1円7.93Lot135.5円
豪ドル/円
豪ドル/円
40,000円133円1.53Lot202.9円
データ取得日:2024年4月2日
※GMO外貨の必要証拠金、スワップポイントで算出。

FX業界でも高い政策金利を誇る南アフリカだけあって、スワップポイントはメキシコペソ/円やトルコリラ/円同様に高水準であることが分かりますね。

また、過去にキャリートレードとして人気のあった豪ドルなどのオセアニア通貨ですが、もはやスズメの涙ほどしかスワップポイントが付かないこともお分かりいただけるかと思います。

上記表の算出日時点のレートで、米ドル/円を1万通貨保有するには43,000〜44,000円が必要です。
反面、南アフリカランド/円は証拠金が低いので、米ドル/円ベースでおおよそ17万通貨を保有することができます。

多くのFX会社では『南アフリカランド/円は最低10万通貨からの取引』となっており、レバレッジを考慮しなければ最小で約3万円からトレードが可能となっています。

南アランド/円のスワップポイント&スプレッド比較

FX会社名南アランド/円
南アフリカランド/円売り
南アランド/円
南アフリカランド/円買い
南アランド/円
南アフリカランド/円スプレッド
みんなのFX-1811810.9銭
LIGHT FX通常通貨ペア-1811810.9銭
LIGHT FXLIGHT通貨ペア-1821820.9銭
外貨ネクストネオ-2201700.3銭
GMO外貨外貨ex -1811811.3銭
外為オンラインFX-3505015.0銭
トライオートFX-2301701.8銭
トラッキングトレード-36018016.4銭
GMOクリック証券FXネオ-1851850.9銭
DMM FX-2101801.0銭
IG証券 FX-2001601.0銭
楽天FX/楽天MT4-1701400.9銭
MATRIX TRADER-3701800.8銭
MATSUI FX -2701701.0銭
FXダイレクトプラス-190400.3銭
FX PLUS-2001701.0銭
FX会社名南アランド/円
南アフリカランド/円売り
南アランド/円
南アフリカランド/円買い
南アランド/円
南アフリカランド/円スプレッド
スワップポイント取得日:2024年10月31日、記載日:2024年11月1日
※スワップポイントの単位は円。 各社においてスワップポイント付与が前後している場合は、直近1日分のスワップポイントを記載。

スプレッド取得日・記載日:2024年11月1日
※掲載スプレッドは原則固定(例外あり)ですが、市場急変時や流動性が低下している状況では拡大する場合があります。
※1 キャンペーンスプレッド。詳細は公式HPをご確認ください。

2024年11月スワップポイントランキング

毎月更新!スワップポイントランキング

南アランド/円の買いスワップポイントが高い業者

FXクイックナビに掲載する業者の※買いスワップポイント調査では、スワップポイントが高い順に以下の結果となりました。

ランキング会社南アランド/円
南アフリカランド/円
買い
1位GMOクリック証券FXネオ1日/185円
2位LIGHT FX1日/182円
3位みんなのFX
GMO外貨外貨ex
1日/181円
※2024年11月1日時点の調査結果

スワップポイントは日々変動しますが、高金利通貨を金利差益で狙うにあたって、安定的にスワップポイントを付与する業者を選ぶようにしてください。

その他通貨ペアのスワップポイントはこちらで比較しています。

南アランド/円の売りスワップポイントが低い業者

※売りスワップポイント調査は、低い順に以下の結果となりました。

ランキング会社名南アランド/円
南アフリカランド/円
売り
1位楽天FX/楽天MT41日/−170円
2位みんなのFX
GMO外貨外貨ex
1日/−181円
3位LIGHT FX1日/−182円
※2024年11月1日時点の調査結果

南アフリカランド/円をデイトレする場合はスワップポイントが付与されないため、買いスワップポイント・売りスワップポイントともにを気にする必要はありません。

ショートで日を跨いでトレードする場合は、売りスワップポイントが低く、なおかつスプレッドが狭い上記の業者がコスト的に有利です。

キャンペーン期間中は実質「みんなのFX」のスワップがNo.1!

みんなのFXでは3通貨ペア(南アフリカランド/円、メキシコペソ/円、トルコリラ/円)を対象に、「スワップ取引応援キャンペーン」を開催中です。

キャンペーン期間中のスワップポイントは、他社が提示するスワップポイントよりも1円も安い場合、差額が上乗せされます。

みんなのFX|スワップNo.1チャレンジキャンペーン

つまりキャンペーン期間中のスワップポイントは、みんなのFXが実質No.1となります。

さらに3通貨ペアはスプレッドも縮小キャンペーン中のため、取引コストとしても非常に優遇された内容となっています。

以下はスワップポイント付与のイメージです。

みんなのFX|スワップNo.1チャレンジキャンペーンのスワップ上乗せ金額例

保有数量に応じた1位との差額分のスワップポイント額、つまり400円+200円+1,200円+300円=2,100円が数日の保有で上乗せとなった例です。

各FX業者のスワップポイントは日々変動しますが、その日にもっとも高い業者と同じ金額となるため、スワップポイントを目的とした取引なら必見です。

対象となるメキシコペソ/円、トルコリラ/円、南アフリカランド/円でスワップポイント狙いなら、ぜひ「みんなのFX」でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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その他通貨ペアのスプレッドはこちらで比較しています。

南アランド/円今後の見通し

まずは南アフリカランド/円の見通しをファンダメンタルズ要因から見ていきましょう。

買い要因のポイント
  • 米・政策金利の利下げ
  • 南アフリカ・政策金利の利上げ
  • 資源価格の上昇
  • リスクオン(安全資産→高金利通貨や新興国株式といった高利回り商品への資金流出)
  • 中国経済が堅調に推移
  • 南アフリカ国債格付けがポジティブに推移
売り要因のポイント
  • 米・政策金利の利上げ
  • 南アフリカ・政策金利の利下げ
  • 資源価格の下落
  • リスクオフ(高金利通貨→先進国の通貨や国債といった、安全資産への資金流出)
  • 米中貿易摩擦の激化
  • 南アフリカ国債格付けがネガティブに推移

FRB(アメリカの中央銀行)の利上げ観測は、米ドル高・新興国通貨安・資源価格の下落・リスクオフを示唆します。
反対に利下げ観測が出てきたら、米ドル安・新興国通貨高・資源価格の上昇・リスクオンを示唆します。

米中貿易摩擦の激化や世界的な経済の減速は、リスクオフの流れとなります。

リスクオンはリスクが高まってきたことを指し、高金利通貨から米国債や日本国債をはじめとした安全資産への資金流出に繋がるため、南アフリカランドの売り要因となります。

反対にリスクオンの流れになってくると、地政学リスクが後退して楽観的なムードが漂い、世界的に経済成長が期待されてきます。
投資では、積極的なリターンを求める傾向になってきます。
そうすると米国債や日本国債などの安全資産から、高金利通貨などの高利回り商品に資金が流出することで、南アフリカランドの買い要因となります。

豊富な資源を誇る南アフリカですが、資源価格が上昇することと、中国への輸出が多いことから、中国経済が堅調に推移することも買い要因となります。

相関性が高い「カナダドル/円」の値動きに注目!

新興国通貨である傍ら、資源国通貨の側面も持つ南アフリカランド。

得てして新興国通貨は、米中の貿易摩擦問題が起こると「売り要因」となることから、同じように動きやすい傾向があります。
新興国通貨から米ドルに資金が流出するような局面だと、トルコリラ/円やメキシコペソ/円と同じように売られやすい性質がある、ということです。

一方で資源国通貨であることから、原油などの資源価格の動きに引率されて変動する特徴もあり、「カナダドル/円」とも高い相関が見られています。

ここまでの記述で、「いったい南アフリカランド/円は、どの通貨ペアの値動きを参考にすればいいの?」と疑問に持つ方も少なくないかもしれません。
そこで、いくつかの通貨ペア・指数との相関係数を過去200営業日のデータで調査したところ、以下の結果となりました。

南アフリカランド、メキシコペソ、トルコリラ、カナダドル、CRB指数の相関係数
南アフリカランド、メキシコペソ、トルコリラ、カナダドル、CRB指数の相関係数

※近年南アフリカは金の算出が減少しており、金価格との相関性もなくなりつつあるため、こちらでは比較対象にしていません。

正の相関関係にある南アフリカランド/円とカナダドル/円のチャート
正の相関関係にある南アフリカランド/円とカナダドル/円のチャート

カナダは石油、天然ガス、金属などの豊富な資源を有するだけあって、カナダドルもまた資源国通貨に分類されています。

南アフリカランドは新興国通貨だけあって、メジャー通貨に比べると取引量が少ない影響もあり、激しい値動きを見せやすい性質があります。
そのためトレードにあたり、相関係数で「0.8」と正の相関が強いカナダドル/円の動向にも注目していくのがおすすめです。

トルコリラ/円やCRB指数ともやや相関性あり

カナダドル/円には劣りますが、トルコリラ円、CRB指数とも中程度の相関が確認できたかと思います。

このCRB指数(トムソン・ロイター/ジェフリーズCRB商品指数)は国際商品指数の代表格です。
これはエネルギー、非鉄金属、貴金属、穀物、農産物などで構成される、商品価格の推移を指数化したもので、インフレ・デフレの動向を判断する統計としても利用されています。

いくつかの機関から公表されており、もっとも有名なのがCRB指数のほかにはS&P ゴールドマン・サックス商品指数などがあります。

以下は南アフリカランド/円とCRB指数のチャートです。

南アフリカランド/円とCRB指数のチャート
南アフリカランド/円とCRB指数のチャート

TradingViewのティッカーシンボル例

  • CRB指数・・・TRJEFFCRB(THOMSON REOTERS/COMODITY CRB INDEX)
  • S&P ゴールドマン・サックス商品指数・・・SPGSCI(S&P GSCI INDEX)

カナダドル/円ほどではありませんが、CRB指数に追従して長期的には同じ方向性に推移しているのが確認できます。

米ドル/南アランドの動向もチェックすべし!

南アフリカランド/円をロングするということは、実は米ドル/南アフリカランドのショート、米ドル/円のロングの合成通貨ペアとなります。

米ドル/南アフリカランドは南アフリカランド/円の反対の動きをする通貨ペア
USD/ZARとUSD/JPY 直近10年間の月足チャート(2009年〜2019年)

チャートを見ると分かると思いますが、鏡に写したように反対の動きをしているのが確認できるかと思います。
ですのでチャートで買い時を判断する際には、これらのチャートを同時表示させてタイミングを探るのもおすすめです。

南アランド/円の買いポジション保有タイミング

南アフリカランド/円を買っても下落して含み損で相殺されては元も子もありません。

為替差益、スワップ差益双方の観点から、どのタイミングで買いポジションを保有すればいいのか、かんたんにまとめておきます。

  • 南アフリカランド/円の上昇
  • カナダドル/円の上昇
  • 米ドル/南アフリカランドの下落
  • 南アフリカ政策金利の上昇
  • 南アフリカ国債格付けの上昇

これらの条件を買いどきの判断に役立ててみてください。

3通貨ペアの値動き

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ともあれスワップポイント目的で仕込むには、ランド安水準のタイミングを捉えられれば、為替差益でも十分収益を狙えるでしょう。

南アフリカランドは高金利通貨ながらも、為替の変動幅もそれなりに大きいです。そのため高金利通貨のなかでは、為替差益による収益を狙いやすいのも魅力です。
たとえ為替差損となっても、レバレッジを下げてスワップ差益を積み重ねれば、相殺して収益化に期待できるでしょう。
為替差益・スワップ差益どちらも狙いたい方にとって、南アフリカランド/円はおすすめな通貨ペアです。

長期保有したときの利回りイメージ

▼以下条件で南アフリカランド/円を保有したシミュレーションご紹介します。

  • ZAR/JPY=7円
  • 必要証拠金は4%(10,000通貨で2,800円)
  • ロスカット水準が100%
  • 保有数量は100,000通貨
  • 1日の買いスワップポイントは100,000通貨で150円
スクロールできます
入金額レバレッジ証拠金維持率ロスカットまでの変動幅
(ロスカットレート)
年間
スワップ

利回り
35,000円20倍125%70pips
(6.993円)
54,750円156.43%
70,000円10倍250%420pips
(6.58円)
54,750円78.21%
140,000円5倍500%1,120pips
(5.88円)
54,750円39.11%
233,333円3倍833%2,053pips
(4.947円)
54,750円23.46%
350,000円2倍1,250%3,220pips
(3.780円)
54,750円15.64%
700,000円1倍2,500%6,720pips
(0.28円)
54,750円7.82%

▼南アフリカランド/円のレートが8円のときは以下が目安となります。

スクロールできます
入金額レバレッジ証拠金維持率ロスカットまでの変動幅
(ロスカットレート)
年間
スワップ

利回り
40,000円20倍125%80pips
(7.92円)
54,750円136.88%
80,000円10倍250%480pips
(7.52円)
54,750円68.44%
160,000円5倍500%1,280pips
(6.72円)
54,750円34.22%
266,667円3倍833%2347pips
(5.653円)
54,750円20.53%
400,000円2倍1,250%3,680pips
(4.32円)
54,750円13.69%
800,000円1倍2,500%7680pips
(0.32円)
54,750円6.84%

米ドル/円1万通貨をレバレッジ1倍で運用するなら、1米ドル=100円のときは「100万円」が必要です。
対して南アフリカランドは証拠金が少なく済むため、10万通貨をレバレッジ1倍で取引するにしても「約70万円」で運用が可能です。この場合、1円以下になるまでロスカットされることはありません。

中長期のトレードでは、「過去レートを見て、どの程度の変動幅まで許容するか」が大事です。

正直レバレッジ5倍でも、最安値となった6.3円までの暴落に耐えられます。ですが値動きに翻弄されない安心した運用をするなら、レバレッジは3倍以内に収めてトレードするようにしてください。

以下は、長期で保有したときに受け取れるスワップポイントの目安です。

証拠金の目安100,000通貨(10Lot):26,000円
買いスワップ1日/100円
1万通貨/1ヶ月の保有で3,100円
1万通貨/1年の保有で36,500円
10万通貨/1年の保有で365,000円
保有イメージ

南アランド/円の取引におすすめなFX会社

上昇してきたタイミングで仕込むにあたり、トレンドに乗り遅れないためにも、事前に口座を用意しておくと便利です。

みんなのFX

みんなのFX|スプレッド業界最狭水準 スワップ業界最高水準

みんなのFXは、スワップポイント狙いでおすすめの業者です。

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これにより長期にかけて、安定的にスワップポイントを受け取ることができます。

スプレッドは業界最狭水準であり、約定率も高いので、デイトレードなど短期売買から中期売買にも向いています。全通貨ペアが1,000通貨単位から取引できますので、どんな通貨ペアも少額からスタートが可能です。

取引ツールには売買比率・価格分布(オープンオーダー)を搭載!どちらの方向でエントリーすればいいのか参考にするのもいいでしょう。
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GMO外貨

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GMO外貨はスプレッドが狭いだけではなく、スワップポイントが高くて日々の付与が安定しているため、中長期での運用にも向いています。

スワップポイントは毎日自動で受け取れるため、スワップ利益を再投資することで複利運用しやすいのもポイントです。

さらに取引に応じて、毎月現金キャシュバックを受け取れることも魅力のひとつ。

高金利通貨を取引するなら、GMO外貨をチョイスしてみてはいかがでしょうか。

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南アフリカランド/円 スワップポイント比較と今後の見通し

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