くりっく株365とは?仕組みから店頭CFDとの違いを1ページで解説!

取引所取引の仕組みにより、くりっく株365は祝日も取引でき、高レバレッジを活用したり配当金を受け取れる魅力を備えています。

2020年10月、くりっく株365は「リセット付」商品へとリニューアルしました。
さらに2021年9月、従来の株価指数4銘柄に加えて、待望の金ETF、原油ETFの取引も可能となりました。
2022年2月28日には、待望のナスダック100も新たに取引ができるようになっています。

基本的な仕組みから、くりっく株365の魅力、店頭CFDの違いについてわかりやすくご紹介します。

くりっく株365は取引所CFDのこと

くりっく株365とは、公設の取引所である東京金融取引所に上場する「株価指数証拠金取引」の愛称のことです。

株の取引であれば東京証券取引所(TFX)が存在しますが、本来CFDやFXでは特定の取引所のような場所で取引が行われていません。
そのため、投資家とFX業者(CFD業者)が直接取引をする「店頭取引」が一般的です。

取引所CFDは投資家と取引所が取引を行い、両者の橋渡し役として業者が仲介する仕組みです。
TFXでは、世界に先がけて取引所FX(くりっく365)が2005年7月からサービスが始まり、遅れて5年後の2010年11月にくりっく株365がスタートしました。

くりっく株365を利用する投資家が急増中!

サービス開始からというもの、順調にくりっく株365を利用するユーザ−は右肩上がりで増え続けています。

くりっく株365の口座数と証拠金残高の推移
引用元:東京金融取引所

2017年に入ってからは、証拠金残高に比べると口座数が大きく伸びていますが、これはくりっく株365を取り扱う証券会社の増加と、サービスが認知されて新規顧客の口座開設増加が要因です。

なお2022年1月時点では50万口座以上となっており、右肩上がりであることから今後も利用者の増加が想定されます。

くりっく株365で取引できる銘柄

現在、くりっく株365では7銘柄(日経225、NYダウ、ナスダック100、DAX、FTSE100、金ETF、原油ETF)を取引することができます。

くりっく株365で取引できる7銘柄
引用元:東京金融取引所

もともと、くりっく株365のサービス開始時は、以下4銘柄の提供が行われていました。
2017年5月のデータでは、日経225の取引がもっとも多く、次いでNYダウの取引量が多くなっています。

取引数量シェア(2017年5月)
日本の国旗日経225アメリカの国旗NYダウドイツの国旗DAX®イギリスの国旗FTSE100
72%23%3%2%

主要国の株価指数と金ETF、原油ETFに手軽に投資しやすい魅力がある「くりっく株365」ですが、やはり日米の株価指数が高く注目されていることが分かりますね。

人気の金と原油の取引が可能!

株価指数以外では金ETF、原油ETFの取引ができます。

ETFとは上場投資信託のことで、現物の取引とは異なり、実際の金などを保有することなく、手軽に投資できる魅力を備えています。

金ETF

金ETFとは

金ETFとは「金の地金価格」との連動を目指すETFで、SPDR ゴールド・シェアETF(以下、金ETF)を原資産としています。

以下は東京金融取引所から引用した、過去5年間の金ETFと日経225の値動きです。

日経225に比べると、短期的な値動きの上下変動が落ち着いた印象がありますね。

金ETFと日経225のチャート

ただし為替に比べると約2倍と価格変動率は大きく、その分大きな利益を狙える特徴を備えています。

米ドル/円と金の変動率比較
引用元:ひまわり証券

原油ETF

原油ETFとは

原油ETFとは「WTI原油先物価格」との連動を目指すETFで、WTI原油価格連動型上場投信ETF(以下、原油ETF)を原資産としています。

以下は原油ETFと米ドル/円のチャートですが、為替では値動きが穏やかな米ドル/円と比べても、上下の変動が激しいことが確認できます。

原油ETFと米ドル/円のチャート

同様に価格変動率を見ると、原油ETFは米ドルの約5倍、NYダウの約2.5倍もあり、変動に見合った利益を追求することができます。

米ドル/円、NYダウ、原油の変動率比較
引用元:ひまわり証券

このように、くりっく株365にコモディティーで人気の2銘柄も取引ができます。

金や原油は需要、国際的な情勢、産出国の状況が変動要因となるのが株価指数との大きな違いです。
株価指数とともに、マーケットの状況に応じて取引候補として検討して見てはいかがでしょうか。

「リセット付」になって変わったこと

くりっく株365では現在、7銘柄が「リセット付証拠金取引」としてリリースされています。

  • 日経 225 リセット付証拠金取引
  • NYダウ リセット付証拠金取引
  • ナスダック100 リセット付証拠金取引
  • DAX リセット付証拠金取引
  • FTSE100 リセット付証拠金取引
  • 金ETF リセット付き証拠金取引
  • 原油ETF リセット付き証拠金取引

「リセット」がなかった過去商品との大きな違いは以下です。

  • リセット付導入により、スプレッドが多少狭くなった
  • NYダウ、ナスダック100は「株価指数価格×10円」とこれまでの1/10の金額から、少額で取引可能になった

リセットされることで、原資産となる株価指数やETFの価格とくりっく株365で提供されるレートの連動性が強くなります。

くりっく株365の取引開始とリセットのイメージ
取引開始とリセットのイメージ

これにより、従来よりもタイトなスプレッドとなっています。

また、リセット付きの導入により、NYダウ、ナスダック100の取引単位がミニサイズ化しています。

現在の取引単位は、「価格×100円」から 「価格×10円」となっています。
(※他の銘柄はこれまでと変わらず、価格×100円)

2022年7月の必要証拠金例をご覧ください。

くりっく株365の必要証拠金(2022年7月)
必要証拠金の例(2022年7月)

ご覧のとおり、「NYダウ」「ナスダック100」は、1万円以下で取引することも可能です。

「NYダウに挑戦したいけど、ちょっと尻込みしていた。」なんて方も、だいぶチャレンジしやすくなったのではないでしょうか。

こんなにある!5つの魅力

くりっく株365には、株価指数取引やコモディティーができる他の投資と比べても、優れた5つのメリットがあります。

祝日もOK!ほぼ24時間取引できる

くりっく株365は、取引時間の長さにおいて有利な特徴を備えた金融商品です。

くりっく株365の取引時間
標準時間の場合

例えば、日経平均株価を原資産とした金融商品にはETF、日経225miniがありますが、取引時間の自由度においてはくりっく株365が群を抜いています。

原則土日と元旦を除き、日経225とNYダウは8:30〜6:00とほぼ1日の間は、いつでも取引が行えます。

ドイツのDAX、イギリスのFTSE100はマーケットの都合上により取引時間が短いです。
ただFXと一緒で、夕方から欧州圏の価格が動きやすい夜〜深夜にトレードができますので、日中お勤めの方でも売買しやすいです。

また祝日取引ができることも、くりっく株365のポイントです。
ゴールデンウィーク、年末年始の取引スケジュールを、現物取引に比べてどのように違うのかご覧ください。

くりっく株365の祝日取引スケジュール例

「相場が急変したけど、注文したくてもできない。」なんてこと場面でも、祝日に取引できるくりっく株365なら柔軟に対応することができますね。

現物株のように配当がもらえる

くりっく株365では買いポジションの保有で配当の受け取りが可能です。
売りポジションの保有では配当の支払いとなりますので、配当狙いなら買いで保有することとなります。
FXのスワップポイントと同じようにポジション保有で金利の受け取りができますが、CFD(くりっく株365)の場合は逆となります。

買いポジション売りポジション
配当相当額受け取り支払い
金利相当額支払い受け取り

なお、レバレッジが効くのは価格変動による差益だけではありません。

配当金にもレバレッジが効く

資金効率を高めれば、その分配当にもレバレッジが効いて効果が発揮されることとなります。

それでは、くりっく株365の配当実績を見てみましょう!
以下は「レバレッジ1倍」「取引数量は1枚」「買い」で保有したときのデータです。

日経225の場合
2021年
配当相当額
45,375円
2021年
金利相当額
0円
1枚の取引価格
(清算価格×100)
※2021年12月31日
28,894円
配当利回り約1.57%

2021年における1年間の日経225の配当利回りは、約1.57%です。

配当利回りの計算式

(年間の配当相当額 - 年間の金利相当額)÷ 1枚取引価格 × 100

日経225は、国内企業の決算月が集中している9月、3月に配当が集中しています。

目安として、1年間で44,000円が配当なら、年間利回りは約1.9%となります。
これはレバレッジ1倍の数値ですから、レバレッジ2倍なら年間利回りは3.8%となります。

なお、現在日本はマイナス金利導入中により、金利の受払いは発生していません。

続いてNYダウです。

NYダウの場合
2021年
配当相当額
6,270円
2021年
金利相当額
1,714円
1枚の取引価格
(清算価格×100)
※2021年12月31日
36,382円
配当利回り約1.25%

※「NYダウリセット付証拠金取引」は、2020年10月26日の上場時に取引単位が小口化(1/10サイズ)され、配当相当額及び金利相当額も1/10となっています。

2021年の実績値をみると、買いで保有した場合の年間利回りは約1.25%となっています。

あまり知られていませんが、もっとも高利回りなのがFTSE100です。

FTSE100の場合
2021年
配当相当額
24,914円
2021年
金利相当額
4,406円
1枚の取引価格
(清算価格×100)
※2021年12月31日
7,381円
配当利回り約2.78%

2021年の実績値でみると、FTSE100を買いで保有した場合の年間利回りは約2.78%となっています。

DAX®は配当込みの価格となっているため、配当相当額の付与はありません。

 

最新の配当相当額などのデータは、東京金融取引所で確認できます。

レバレッジ取引なので、資金効率がよい

「結局、くりっく株365はいくらから始められるの?」と、気になるのが初期資金ですよね。
先に述べたように、くりっく株365はレバレッジ取引なので、他の金融商品よりも少額から始めることができます。

レバレッジのチカラってすごい!店頭CFDの固定レバレッジに対し、くりっく株365では、TFXが毎週算出する「証拠金基準額」によって、週ごとにレバレッジが変わるシステムです。

レバレッジの違い
店頭CFDくりっく株365
日経225最大10倍最大40倍
NYダウ最大10.9倍
DAX®30最大130.3倍
FTSE100最大124.8倍
金ETF最大20倍最大50.2倍
原油ETF最大21.4倍

例えば、日経225の証拠金基準額が78,320円、そのときのレートが26,979円とします。

実際の取引金額は、26,979円 × 1枚(100円)= 約270万円です。

78,320円の元手で270万円分の取引をしますので、このときのレバレッジは約33倍となります。

レバレッジ計算例(2022年7月18日のレートで算出)

  • 日経225:レート26,979×100円÷証拠金基準額78,320円=約34倍
  • NYダウ:レート30,314×10円÷証拠金基準額9,690円=約31倍
  • DAX:レート12,826×100円÷証拠金基準額42,450円=約30倍
  • FTSE100:レート7,161×100円÷証拠金基準額19,170円=約37倍
  • 金ETF:レート22,035×100円÷証拠金基準額47,500円=約46倍
  • 原油ETF:レート2,940×100円÷証拠金基準額20,840円=約14倍
  • NASDAQ100:レート11,996×10円÷証拠金基準額6,120円=約20倍

くりっく株365では証拠金基準額はボラ(相場の変動)によって決まり、それに伴いレバレッジが変動する仕組みなのです。

  • ボラが大きくなると証拠金基準額が上がり、最大レバレッジが低くなる。
  • ボラが小さくなると証拠金基準額が下がり、最大レバレッジが高くなる。

レバレッジを効かせると、少ない資金で大きなリターンが望める反面、逆に損失となるリスクも大きくなる点には注意が必要です。

売りが可能で、長期保有も可能

株価指数取引には「買い」しかできない金融商品もありますが、くりっく株365ならチャンスがあれば「売り」からも仕掛けることが可能です。

ただし売りで長期保有すると配当の支払いが発生してしまうので、初心者の方には「売り」をするならデイトレードで短期的な売買がおすすめです。

CFDは短期取引、中長期取引も自由自在

中長期で保有する場合は、配当がもらえる「買い」が断然オトクです。

なお「リセット付」は毎月9月から取引が始まり、翌年12月にポジションのリセット(強制決済)が行われるというもので、最長で約15ヶ月のサイクルとなっています。

つまりポジションは1年に1度リセットされますが、取引最終日までの期間内であれば、いつでも取引を行うことができます。

リセット付によって現物の株価指数やETFと価格の連動性が強くなり、これまでよりもスプレッドがより狭くなっています。

くりっく株365なら買い・売り・短期・長期などお好みのスタイルで自由に売買できるのが魅力です。

円建てで取引できるため、為替リスクがない

通常、海外銘柄の投資いうと、原資となる日本円を現地通貨に交換する必要があります。
このとき交換比率となる為替レートに動きによって損益が変動し、さらに為替手数料も発生します。

人気のNYダウ取引を例とすると、NYダウの値動きだけでなく、米ドルの動きも追わなければいけません。
つまりドル建てでの取引ということになります。

円建てとドル建てでは価格が異なり、円建てで日経225を取引するのに比べ、ドル建てのNYダウは2つの値動きを考慮しなければけならず、やや上級向けとも言えます。

くりっく株365は円建て取引できるので米ドル/円に影響されない「為替リスクなし商品」

このように、くりっく株365は円建てですので、米ドル/円レートを考慮して損益計算する必要がないため、「為替リスクによる分かりにくさ」がありません。

くりっく株365では、マーケットメイカーがリスクを負うことで円価格でレート提示をする仕組みです。
ここで「くりっく株365は他の金融商品とレートが違うんじゃないの?」と勘の鋭い方は気づいたかも知れません。

実は、実際の株価指数により近い価格で提供されています。

くりっく株365ではNYダウを少額から取引できる

「各国の株価指数価格により近い円価格で取引できる」ため、シンプルで分かりやすい点が魅力です。
そのため為替レート・為替リスクを考慮する必要がなく、損益換算も分かりやすい仕組みなのです。

現在7銘柄のうち、NYダウとナスダック100のみ「取引価格×10円」となっており、少額から取引できる銘柄となっています。

店頭CFDとの具体的な違い

店頭CFDと比較した具体的な違いは以下5項目です。

店頭CFDくりっく株365
銘柄数多い少ない
レバレッジ上限あり高い
スプレッド狭いやや広い
取引手数料無料が多い発生
配当金* 原則なしあり

* GMOクリック証券は原資産が株式等(米国株CFD、中国株CFD、原資産がETFなど)の銘柄は、配当金相当額を権利調整額として受け取ることが可能。

くりっく株365には7銘柄しか用意されていないため、さまざまな銘柄の売買をしたい方には不向きです。
反面、取引したい銘柄があれば、高レバレッジで配当の受け取りができる点が優れています。

店頭CFD業者には手数料無料でスプレッドが狭い業者も多いですが、くりっく株365の方がスプレッドが広めで、取引手数料がかかることとなります。

株価指数CFDであれば、「ショートなら店頭CFD業者」「ロングならくりっく株365業者」と使い分けるやり方をするのもいいですね。

くりっく株365の取引例を見てみよう!

くりっく株365は、1円の変動 = 100円の損益となります。
つまり株価指数のレートが100円動くと、1万円の損益です。

買ってから株価指数価格が上昇後に決済するか、売ってから株価指数価格が下落後に決済すれば利益となります。

日経225を買いで注文した場合
日経225を1枚買いで注文した場合
日経225を売りで注文した場合
日経225を1枚売りで注文した場合

上の例では、100円不利に動くと1万円の損失とありますが、証拠金維持率に余裕があれば含み損となり、証拠金維持率が低くロスカット水準を下回れば、損失が膨らむ前にロスカットが執行されることとなります。

くりっく株365を始めるにあたり、余裕を持った入金額で取引を始めるようにしましょう。

くりっく株365を始めるのにおすすめの業者

くりっく株365を始めるなら、取引ツールの使いやすい岡三オンラインがおすすめです。

岡三オンライン

岡三オンラインのくりっく株365は、業界屈指の国内最低水準となる取引手数料を提供。短期的に売買を繰り返すデイトレードをしても、手数料を低く抑えられます。

ブラウザ版ツール、インストール版ツール、ブラウザ専用チャート、スマホ取引アプリ、情報分析ツールと豊富なツールを用意していますので、自分の使いやすさや環境に合わせたトレードが行えます。

PC用ではブラウザ版の取引ツールと専用チャート、インストール版の取引ツールの3つがご利用できます。

岡三オンライン株365のWEB版取引ツール
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ブラウザ版ツールにはシミュレーション機能を搭載。仮想価格や任意のポジション数を入力して、評価損益を自由にシミュレーションしてみてもいいでしょう。

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専用チャートの「Chart Plus」では出来高、売買別の建玉数量、建玉比率、建玉推移の確認ができます。

「どの銘柄が、どのくらいの数量で、売り・買いはどちらが多いのか」がすぐに判断できるため、トレーダーの動向をチェックするのも一目瞭然です。

岡三オンライン株365のインストール版取引ツール
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インストール版は柔軟にカスタマイズできるのが魅力で、レイアウトを保存さえすれば、自分の使いやすい取引画面をいつでも呼び戻せます。

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