CFDでは取引手数料無料の業者が過半数を占めますが、取引量の増加とともに実際の取引コストとして発生するのが「スプレッド」です。
CFDでは業者ごとに銘柄数が大きく異なりますが、銘柄数の魅力以上に、スプレッドはコスト面で大きなウエイトを占めるだけに、業者選びで欠かせない要素なのです。
こちらのページでは8業者(GMOクリック証券、DMM CFD、岡三オンライン証券、ひまわり証券、マネーパートナーズ、OANDA Japan、マネックス証券、サクソバンク証券)の合計9銘柄を中心に、各社のスプレッドを比較しています。
株価指数CFDの6銘柄のスプレッドを比較!
FXと異なり、CFD取扱業者の多くは変動スプレッドを採用していますので、スプレッドの目安はどのくらいかを知っておくと、業者選びにも便利です。
さっそく株価指数CFDから見ていきましょう。
こちらでは以下の主要6銘柄のスプレッドを比較しています。
CFD業者名 | 日経225 | NYダウ | ナスダック | S&P500 | DAX30![]() | FTSE100 |
---|---|---|---|---|---|---|
GMOクリック証券CFD | 2〜 8円 | 3〜 6pips | 0.6〜 1.3pips | 0.3〜 0.6pips | 1.2〜 2.3pips | 1.0〜 1.5pips |
DMM CFD | 7円 | 3pips | 2.0pips | 0.5pips | - | - |
サクソバンク証券CFD | 5円 | 2.5〜 5.5pips | 1.0〜 2.0pips | 0.5〜 0.75pips | 2〜 3.5pips | 2〜 2.5pips |
ループ株365 | 5〜 7円 | 7〜 9pips | - | - | 31〜 33pips | 30〜 31pips |
くりっく株365 | 5〜 7円 | 7〜 9pips | - | - | 31〜 33pips | 31〜 33pips |
5円 | 3pips | 3pips | 0.4pips | 4.7pips | 5.7pips |
OANDA Japanは通常時のスプレッドを記載。
※インヴァスト証券のトライオートETFは原資産がETFとなるため除外しています。
上記6社のうち、原則固定スプレッドを採用するのはDMM CFDのみです。
GMOクリック証券、サクソバンク証券、くりっく株365(岡三オンライン証券、ひまわり証券)は変動スプレッドですので、おおよそのスプレッドとなります。
GMOクリック証券の日経225の場合、通常時は2円、ボラが大きくなると6円程度まで広がる傾向でした。
こうしてみると、くりっく株365(取引所CFD)よりも、他社との競争力がある店頭CFD(GMOクリック証券、DMM CFD、サクソバンク証券)の方が、スプレッド面で有利な結果となりました。
くりっく株365は取引所を介してスプレッドが提示されるため、くりっく株365取り扱い業者は全社(岡三オンライン証券、ひまわり証券)共通のスプレッドとなります。
商品CFDの3銘柄のスプレッドを比較!
商品CFDでは、以下のメジャーな銘柄を比較しています。
- 原油(WTI原油先物)
- 金(金スポット)
- 銀(銀スポット)
CFD業者名 | 原油 | 金 | 銀 |
---|---|---|---|
GMOクリック証券CFD | 0.03pips | 0.4〜 0.6pips | 0.015〜 0.025pips |
DMM CFD | 3.9pips | 1.2pips | 5.4pips |
CFD-Metals | - | 0.4pips | 0.9pips |
サクソバンク証券CFD | 0.05〜 0.06pips | 23〜 40pips | 140〜 190pips |
※インヴァスト証券のトライオートETFは原資産がETFとなるため除外しています。
くりっく株365提供業者は株価指数しか取り扱っていないため、商品CFDは取り扱っていません。
DMM CFD、マネーパートナーズのCFD-Metalsが原則固定スプレッドで、GMOクリック証券とサクソバンク証券が変動スプレッドとなります。
しかしながら今回調査時のGMOクリック証券では、スプレッドの変動は見られませんでした。
2021年1月4日より、マネーパートナーズは金/米ドルのスプレッドを0.4pipsに縮小させたため、より魅力的なスプレッドへとなりました。
サクソバンク証券では株価指数や原油のスプレッドはかなり狭い反面、金と銀のスプレッドはかなり広いのが難点です。
もしサクソバンク証券をメイン口座として使う場合であれば、金・銀の2銘柄に関しては、GMOクリック証券かマネーパートナーズと併用する使い方がおすすめです。
なおサクソバンク証券のベーシックコースにおける取引手数料ですが、株価指数は無料ですが、株式CFDは一定の手数料が発生します。
同じくベーシックコースの金・銀は、一定の取引数量以下だとミニマムチャージというコストが発生します。
WTI原油などのコモディティ銘柄は取引手数料は無料ですが、ロールオーバー時(つまり1日以上保有する取引)に支払いが発生します。
このようにスプレッド以外のコストも発生しますので、銘柄数の多さやスプレッドが狭い魅力の反面、サクソバンク証券は初心者向きではありません。
暗号資産CFDのスプレッド
マネックス証券のマネックスビットコイン(暗号資産CFD)ではビットコイン/円、ビットコインキャッシュ/円、リップル/円、イーサリアム/円の4銘柄を取り扱っています。

また取り扱い業者が少ないため比較はしていませんが、スプレッドの目安は取引価格のおおよそ0.05%〜0.2%程度とかなり狭い水準で提供されています。(記事更新日時点)
CFD業者のスプレッド徹底比較!【まとめ】
これからCFDに挑戦したい方は、王道の銘柄を取り扱っており、スプレッドが狭く取引手数料が無料のGMOクリック証券のCFDかDMM CFDがおすすめです。
デイトレなど、短期間で多くの売買を重ねる手法ほど、スプレッドは狭いに越したことはありません。
できるだけ取引コストを抑えたい、そんな方は低スプレッドのCFD業者を選ぶとお得です。
GMOクリック証券のCFDは、全137銘柄において取引手数料が「完全無料」。そのため実質のコストは、スプレッドしかかかりません。
スプレッドは業界を引率するほどの狭さなので、売買コストをとにかく抑えたい方におすすめです。
高機能PCツールに加え、チャート分析ができる「高機能スマホアプリ」が使いやすいことも人気の理由です。
GMOクリック証券は豊富な銘柄数、手数料無料、低スプレッド、高機能ツールと抜群のスペックなので、初心者〜上級者までおすすめの業者です。
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DMM CFDは取引手数料が完全無料なので、見えにくいコストを気にして取引する必要がありません。
さらにスプレッドは業界最狭水準の狭さなので、とにかくコストを抑えてデイトレードしたい方におすすめです。
FXで使いやすいと人気の取引ツールと同等のシステムが採用されているため、初心者でも操作しやすい取引画面はユーザーのお墨付きです。
取り扱っているのは、CFDで基本的な7銘柄(日経225、ナスダック、NYダウ、SPX500、原油、金、銀)なので、銘柄選びに悩むことなく取引を始められます。
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