CFDでは取引手数料無料の業者が過半数を占めますが、取引量の増加とともに実際の取引コストとして発生するのが「スプレッド」です。
CFDでは業者ごとに銘柄数が大きく異なりますが、銘柄数の魅力以上に、スプレッドはコスト面で大きなウエイトを占めるだけに、業者選びで欠かせない要素なのです。
こちらのページでは、CFD業者が取り扱っているCFDで主要な9銘柄を中心に、各社のスプレッドを比較していきます。
株価指数CFDの6銘柄のスプレッドを比較!
FXと異なり、CFD取り扱い業者の多くは変動スプレッドを採用していますので、スプレッドの目安はどのくらいかを知っておくと、業者選びにも便利です。
株価指数CFDでは、以下6銘柄のスプレッドを比較しています。
CFD業者名 | 日経225 | NYダウ | ナスダック | S&P500 | DAX40 | FTSE100 |
---|---|---|---|---|---|---|
2.9円 | 2.4pips | 0.8pips | 0.5pips | 3.5pips | 1.6pips | |
2.9〜 6円 | 2.4pips | 0.6〜 0.9pips | 0.27pips | 1.7〜 2.6pips | 1pips | |
7円 | 5pips | 2pips | 0.5pips | 6.8pips | 3〜 3.5pips |
|
7円 | 2.4pips | 1pips | 0.4pips | 1.2pips | 1pips | |
4.7円 | 4.5pips | 1.4pips | 0.8pips | 1.6pips | 0.7pips | |
8円 | 4.6pips | 1.9pips | 0.9pips | – | – | |
5円 | 2.5pips | 1pips | 0.5pips | 4pips | 2pips | |
2.9〜 6円 | 2.4pips | 0.6〜 0.9pips | 0.27pips | 1.7〜 2.6pips | 1pips | |
7〜 12円 | -1〜 7pips | 3〜 5pips | – | 0〜 1pips | 4〜 8pips |
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7〜 12円 | -1〜 7pips | 3〜 5pips | – | 0〜 1pips | 4〜 8pips |
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6円 | 3pips | 2pips | 0.6〜 1.2pips | 2.5〜 3.0pips | 2〜 2.1pips |
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株価指数CFD/商品CFD | 5〜 10円 | 3〜 4pips | 2.3〜 2.5pips | 0.5〜 0.7pips | 3.7pips | 2.8〜 3.3pips |
上記業者のうち、株価指数CFDで原則固定スプレッド(例外あり)を採用するのは、DMM CFDのみです。
DMM CFD以外の業者は変動スプレッドですので、上記のスプレッドはおおよその参考値となります。
IG証券では時間帯ごとに異なる標準スプレッドで配信されています。
スプレッドはボラによって拡大もしますが、基本的に各市場のコアタイムは狭い水準で提供されています。
例えば、GMOクリック証券の日経225の場合、通常時は2円、ボラが大きくなると6円程度まで広がる傾向でした。
こうしてみると、くりっく株365(取引所CFD)よりも、他社との競争力がある店頭CFD(GMOクリック証券、DMM CFD、IG証券、楽天証券CFD、ヒロセ通商など)のほうが、スプレッドが有利な結果となりました。
くりっく株365は取引所を介してスプレッドが提示されるため、くりっく株365取り扱い業者は全社(岡三オンライン、ひまわり証券)共通のスプレッドとなります。
商品CFDの3銘柄のスプレッドを比較!
商品CFDでは、定番の3銘柄を比較しています。
- 原油(WTI原油先物)
- 金(金スポット)
- 銀(銀スポット)
CFD業者名 | WTI原油 | 金 | 銀 |
---|---|---|---|
2.6pips | 0.2pips | 1.5pips | |
2.6pips | 0.24pips | 1.5pips | |
3.9pips | 1.2pips | 5.4pips | |
2.8pips | 0.3pips | 2pips | |
3pips | 0.3pips | 2.5pips | |
2.6pips | 0.24pips | 1.5pips | |
– | 0.4pips | 0.3pips | |
3〜 12pips | 5〜 17pips | 1.7〜 3.1pips |
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3〜 12pips | 5〜 17pips | 1.7〜 3.1pips |
|
2.7pips | 0.24〜 0.30pips | 1.5〜 1.7pips |
|
2.8pips | 0.3pips | 1.5pips | |
株価指数CFD/商品CFD | 3〜 4pips | 0.33〜 0.46pips | 1.9〜 2.0pips |
※くりっく株365はETF銘柄のため、銘柄価格・スプレッドともに店頭CFDと異なります。
WTI原油、銀は価格の小数点2桁を1pipsとして記載。(例. 売り81.30-買い81.33の場合は3pips)
商品CFDでは、DMM CFDとマネーパートナーズ「まいにち金・銀」が原則固定スプレッド(例外あり)を採用しており、それ以外の業者は変動スプレッドとなります。
IG証券の商品CFDは、株価指数CFDと同じく、時間帯ごとに標準スプレッドが設定されています。
IG証券のスプレッドについて
前述のとおり、IG証券では時間帯ごとに異なるスプレッドを配信していますので、こちらでまとめておきます。
各銘柄ともに赤線がコアタイムです。
取引時間 | 日本225 (日経225) |
---|---|
8:00〜8:30 | 15pips |
8:30〜15:25 | 7pips |
15:25〜7:00 | 15pips |
その他の時間帯 | 30pips |
* IG証券では銘柄によっては「期限あり」「期限なし」「円建て」がありますが、「期限あり」「期限なし」は参照原資産の違いでスプレッドが違います。
中長期売買なら先物を参照する「期限あり」、デイトレなど短期売買なら「期限なし」がおすすめです。
「期限なし」と「円建て」は似ていますが、損益が「外貨建て」か「円建て」かが大きな違いで、スプレッドは円建ての方が有利な一方、期限なしの方が取引量が小さく設定されているケースもあります。
このあたりをベースに取引するときの参考にしてみてください。
IG証券の原油、金、銀に関しては、終日にかけて標準スプレッドで提供されています。
そしてIG証券では、株価指数や商品など、個別株を除いた銘柄は取引手数料が無料です。
アメリカと欧州圏の主要な株価指数をコアタイムに売買するなら、有利なコストで売買できることが分かりますね。
CFD業者のスプレッド徹底比較!【まとめ】
これからCFDに挑戦したい方は、王道の銘柄を取り扱っており、スプレッドが狭く取引手数料が無料のGMOクリック証券のCFDかDMM CFDがおすすめです。
NYダウなら、狭いスプレッドを提供しているIG証券CFDもいいですね。
商品CFDの取引なら、競争力のあるスプレッドを提供するGMOクリック証券のCFD、楽天証券CFDなどの店頭CFDをチョイスしてみてはいかがでしょうか。
デイトレなど、短期間で多くの売買を重ねる手法ほど、スプレッドは狭いに越したことはありません。
できるだけ取引コストを抑えたい、そんな方は低スプレッドのCFD業者を選ぶとお得です。
低スプレッドでおすすめのCFD業者
IG証券「CFD口座」
業界トップクラスを誇る豊富なCFD銘柄数が、IG証券最大の魅力です。
国内外の株式CFDは12,000銘柄〜と圧倒的なボリュームを誇り、株価指数CFD、商品CFD、債券先物CFD、ETF CFDまで幅広い銘柄を取り扱っています。
取引単位が小さく設定されているため、IG証券では少額から取引を始められることもポイントです。
スマートフォンアプリ(iPhone/Android)、タブレットアプリ(iPad/Androidタブレット)にも完全対応し、FX、バイナリーオプション、ノックアウトオプションも取引できます。
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GMOクリック証券 CFD
GMOクリック証券のCFDは、全150銘柄において取引手数料が「完全無料」!
そのため実質のコストは、スプレッドしかかかりません。
スプレッドは業界を引率するほどの狭さなので、売買コストをとにかく抑えたい方におすすめです。
高機能PCツールに加え、チャート分析ができる「高機能スマホアプリ」が使いやすいことも人気の理由です。
GMOクリック証券は豊富な銘柄数、手数料無料、低スプレッド、高機能ツールと抜群のスペックなので、初心者〜上級者までおすすめの業者です。
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DMM CFD
DMM CFDは取引手数料が完全無料なので、見えにくいコストを気にして取引する必要がありません。
さらにスプレッドは業界最狭水準の狭さなので、とにかくコストを抑えてデイトレードしたい方におすすめです。
FXで使いやすいと人気の取引ツールと同等のシステムが採用されているため、初心者でも操作しやすい取引画面はユーザーのお墨付きです。
DMM CFDでは人気の14銘柄を取り扱っており、銘柄選びに悩むことなく取引を始められます。
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