CFDを取引ツール・チャートで比較【インストール型・ブラウザ版・MT4】

CFDの取引ツールには、Webプラウザ版インストール版があります。

取引ツールは日々パソコンで向き合うものですから、自分に合ったツールを使っていくのがベストです。スプレッドや銘柄数も重要な比較ポイントですが、毎日ストレスを感じない操作性というのも大事なのです。

業者によってテクニカル指標や機能が大きく異なるため、いろいろ試してみて自分に合った業者を選ぶのもいいですね。

それでは各社の取引ツールを見ていきましょう。

CFD業者のブラウザ版取引ツールを比較!

テクニカル指標などの項目「▲▼」をクリックすると、並べ替えができます。

CFD業者名テクニカル
指標
トレール
注文
売買
シグナル
システム
トレード
デモ
トレード
Mac対応
GMOクリック証券CFD3.838
種類
DMM CFD
2.929
種類
まいにち金・銀0.55
種類
IG証券 CFD3.131
種類

ProRealTime
チャート
楽天CFD3.030
種類
SBIネオトレード証券ネオトレードCFD3.131
銘柄
GMO外貨外貨ex CFD10.5105
サクソバンク証券 CFD
SaxoTraderGO
6.969
種類
くりっく株365
1.818
種類
ループ株365
1.515
種類
FXTF 商品CFD99100
種類〜
トライオートETF0.220
種類
※マネックス証券「暗号資産CFD」、OANDA 証券「株価指数CFD」、ヒロセ通商「LION CFD」はブラウザ版未対応のため掲載していません。
サクソバンク証券SaxoTraderGOは自動売買不可ですが、外部取引ツールとしてMT4(現在申し込み停止中)、マルチチャート、TradingView、OpenAPI for Excelの利用もでき、これらを使うことで自動売買を行うことが可能です。

大ざっぱにいうと、かんたんで分かりやすい作りなのが「ブラウザ版取引ツール」です。
特徴は以下が挙げられます。

ブラウザ版取引ツールの特徴
  • インターネット環境さえあれば、どのパソコンからでも取引できる
  • 専用ソフトをインストールしなくてもよい
  • 扱いやすいものが多く、複雑な設定をしなくてもすぐに使える
  • 取引画面やチャート表示を保存できない取引ツールの場合、ログインするたびに設定する必要がある

CFD初心者の方であれば、最初はブラウザ版の取引ツールを使うのがおすすめです。

その理由として、テクニカル指標の見方を学んだり、注文方法について調べながら、銘柄の値動きを追ったりしますよね。

このとき、取引ツールが使いこなせなくてストレスを感じるようでは、効率が悪くなってしまいます。

GMOクリック証券は国内CFDで取引高No.1の業者だけあって、Webブラウザ版取引ツールは高機能ながらも操作性が抜群です。

まずは、後述するプラチナチャートをお試ししてみてください。

CFD業者のインストール版取引ツールを比較!

CFD業者名テクニカル
指標
トレール
注文
売買
シグナル
システム
トレード
デモ
トレード
Mac対応
GMOクリック証券CFD11
種類
楽天CFD
30
種類
LION CFD21
種類
サクソバンク証券 CFD
SaxoTraderPRO
50
種類〜
くりっく株365
42
種類
株価指数CFD/商品CFD
30
種類
※DMM CFD、IG証券CFD、SBIネオトレード証券、外貨ex CFD、FXTF 商品CFD、マネーパートナーズ、ひまわり証券、マネックス証券「暗号資産CFD」は、インストール版未対応のため掲載していません。

インストール版は専用に作られたソフトなので、高機能で拡張性に優れた取引ツールです。

インストール版取引ツールの特徴
  • 取引画面を自分好みのカスタマイズしやすい
  • トレンドラインが保存されるので、ブラウザ版のように何度も引く手間がかからない
  • 専用の取引ソフトだけあって、機能面はブラウザ版を上回るケースが多い

ブラウザ版、インストール版それぞれ良さがあり、GMOクリック証券のインストール版は扱いやすいので、初心者だからといってそれほど身構える必要はありません。

楽天証券CFDが採用しているMT4は多少の慣れは必要ですが、初心者でも問題なく使えます。
自動売買のハードルは高いですが、チャート分析と裁量取引(通常の売買)ならそれほど難しくありません。

数あるインストール版ツールのなかでも、MT4は最高峰に位置するツールですので、ぜひ臆せずにチャレンジしてみてください。

なおMT4といえばWindows専用のイメージもありますが、メタクオーツ社公式のMT4を使うことで、MacでもMT4を利用可能です。

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まずは色々試してみて、使いやすいツールから挑戦していくのがおすすめです。
なぜなら、取引ツールの使い方を覚えるのに余計な労力を使うことなく、取引に集中できるからです。

自分に合った取引ツールを最初のベースとし、コツコツとステップアップしていきましょう。

各社の取引画面やチャートを見てみよう!

それでは、各CFD取り扱い業者が提供する取引ツールをご紹介します。

GMOクリック証券 CFD

GMOクリック証券はブラウザでログインすれば、FX、CFD、バイナリーオプション、株式、先物などの各取引画面を自由に移動できます。

ブラウザ版のトレード画面は、必要な情報がコンパクトにまとまっている作りとなっています。

無駄を省きつつ使いやすい!ブラウザ版のCFD取引画面。
ブラウザ版のCFD取引画面

ブラウザ版といえど「スピード注文」を搭載していますので、チャンスを逃がすことなくスピーディーに発注ができます。

銘柄の値上がり率・値下がり率や出来高のランキング
銘柄別画面のランキング機能

銘柄別のタブでは、銘柄ごとの値上がり率・値下がり率や出来高がランキングで表示されますので、どの銘柄に今勢いがあるのかすぐにチェックできます。

損益シミュレーション機能を搭載!
損益シミュレーション機能を搭載!

注目すべき機能として、初心者にも使いやすい「損益シミュレーション」を搭載しています。
どれくらいの資金で売買できるのか、価格変動したときの損益やロスカットレートなどを手早く確認するにも便利です。

高機能チャートのプラチナチャートも提供しており、テクニカル指標、描画オブジェクトが豊富なので、多彩なチャート分析をサポートします。

プラチナチャートに表示させた米ドル/円と日本225(日経225)
米ドル/円と日本225(日経225)

プラチナチャートならワンクリックでスピード注文を起動でき、CFDだけではなくFXの発注にも対応しています。

GMOクリック証券CFDをパソコンでより快適に取引をするなら、インストール型取引ツール「はっちゅう君CFD」がおすすめです。

GMOクリック証券CFDのインストール版ツール はっちゅう君CFD
インストール版のCFD取引画面

マルチモニター対応、スピード注文、レートアラート対応と抜群のスペックを誇るのが特徴。入出金からチャート分析、取引まで1台でこなせますので、実力派も満足のトレーディングツールです。

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DMM CFD

銘柄数が多くなくて扱いやすい、という点ではDMM CFDは初心者におすすめな業者です。

DMMCFD PLUS
DMMCFD PLUS

FX向けの取引ツールと共通仕様である、DMM CFDの取引ツール「DMMCFD PLUS」は、高機能でカスタマイズ性に優れているのが特徴です。

レイアウトはお好みに配置でき、自動保存機能によって次回起動時も同じ画面で取引を行うことができます。

独自の機能として「比較チャート」も搭載しています。

DMMCFD PLUSの比較チャート

こちらを使うと、かんたんに変動率や相関性をチェックすることができます。

さらに売買比率(注文比率と人数比率)を搭載しているため、DMM CFDを利用するほかのトレーダーの注文動向をチェックできるのもポイントです。

DMMCFD PLUSの売買比率

このほか高機能分析チャートとして「プレミアチャート」も利用でき、DMMCFD PLUSとは異なる比較チャートも使うことができます。

プレミアチャートの比較機能
分析に役立つ比較機能を搭載!

DMMCFD PLUSとともに、高機能チャート機能を搭載しているプレミアチャートも合わせて使ってみてください。

PR/こちらから無料でDMM CFDの口座開設ができます!

楽天証券CFD

楽天証券のCFD口座では、世界的に標準の取引プラットフォームとして提供されているMT4(メタトレーダー4)を採用しています。

楽天証券CFD口座のPC版MT4

同じMT4上で楽天証券のFXも取引できるため、MT4ひとつでFXとCFD、両方の取引が可能です。

取り扱い銘柄は株価指数CFDが7銘柄、商品CFD3銘柄の合計10銘柄を提供しています。
自動売買も可能で、EAを使って日経225やNYダウを自動で利益の追求を目指せることもポイントです。

国内業者でMT4を使ってトレードできる唯一無二の存在であり、MT4ならではの高機能チャートで分析したい方には楽天証券がイチオシです。

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GMO外貨「外貨ex CFD」

GMO外貨「外貨ex CFD」では、PC向けとしてWebブラウザ版取引ツールを提供しています。

同じGMOインターネットグループであるGMOクリック証券と、ほぼ共通の取引プラットフォームが採用されているのが特徴です。

外貨ex CFDのPCブラウザ版取引ツール
PCブラウザ版取引ツール

値上がり率・値下がり率・ボラティリティからどの銘柄が動いているのか、「ランキング」からかんたんにチェックすることができます。

PCブラウザ版にはランキング表示機能を搭載
ランキング表示機能

損益シミュレーションを搭載していますので、注文するのにどれくらいの資金が必要か、変動によってどれくらい損益があるのか、パパっとシミュレーションできることもポイントです。

損益シミュレーション機能を搭載
損益シミュレーション機能

PCブラウザ版では、人気のTradingViewチャートも用意されています。

PCブラウザ版チャートにはTradingViewを採用
TradingViewチャート

TradingViewを実用的に使っていくには、通常なら有料プランを契約する必要がありますが、外貨ex CFDの口座保有者なら、有料プランとほぼ同じ機能を無料で使うことができます。

TradingViewを本格的に使おうとお考えでしたら、外貨ex CFDで口座を用意しておくのがおすすめです。

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SBIネオトレード証券

SBIネオトレード証券「ネオトレードCFD」では、PC向けとしてWebブラウザ版取引ツールを提供しています。

取り扱い銘柄は株価指数4銘柄と株式(米国株)27銘柄となっており、株式CFDに関しては多彩な銘柄数が魅力となっています。

取引ツール上でのレイアウトは、マウスのドラッグ&ドロップ操作だけでかんたんに自動で配置できるため、直感的な操作に優れているのが特徴です。

SBIネオトレード証券のPCブラウザ版取引ツール「ネオトレードCFD」
PCブラウザ版「ネオトレードCFD」

取引ツールのレート一覧には5分足チャートを備えており、当日の暴落推移をひと目でチェックすることができます。

各銘柄ごとに、現在価格の上下に2件ずつ設置できるアラート機能によって、売買チャンスを逃がすこともありません。

通常注文のほかにスピード注文も搭載されているため、スピーディーな売買にも対応します。

米国株CFDを手数料無料でデイトレードをしたい方は、SBIネオトレードに注目してみてください。

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マネーパートナーズ

マネーパートナーズの貴金属CFD「まいにち金・銀(CFD-Metals)」では、Gold/USDとSilver/USDの2銘柄が用意されています。

初心者にも使いやすい、シンプルさがクイック発注ボードの魅力!
マネパのブラウザ版ツール・クイック発注ボード

取引ツールの「クイック発注ボード」は、初めての方や初心者でも簡単に扱えるように、分かりやすさを追求して作られたため、直感的な操作が可能となっています。
テクニカル指標はSMA、EMA、ボリンジャーバンド、一目均衡表、MACDのほか、近年人気のスーパーボリンジャーとスパンモデルを利用することも可能です。

また取引に役立つ、指定レートになったら通知させるターゲットメールはかんたんに設定できますので、マネパを利用される方はぜひ取り入れてみてください。

会員限定、金と銀の相場展望はiPadでも閲覧ができます。

マネパの会員限定サービスである「ゴールドレポート」は、ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析によるレポートが毎日公開されています。
売買タイミングの参考にもなりますので、金・銀に限定した売買ならマネパがおすすめです!

クイック発注ボードはWebブラウザからアクセスすれば、iOS、Androidなどデバイスを問わず取引できるのも魅力です。

こちらから無料でマネーパートナーズCFD口座の口座開設ができます!
FX口座開設時にCFD口座もお申し込みが可能です。

ヒロセ通商「LION CFD」

ヒロセ通商のLION CFDでは、Windows専用のインストール版取引ツール「LION CFD C2」を提供しています。

取引画面の配置をお好みでカスタマイズできる、高い自由度が魅力のツールです。

PCインストール版「LION CFD C2」
PCインストール版「LION CFD C2」

1クリックで発注できるクイック注文を備えており、チャートでは業界でも珍しい10秒足を使えるため、スキャルピングやデイトレードと相性が抜群です。

チャートは最大16画面で表示させることも可能です。

ヒロセ通商「LION CFD」のチャート
操作性のいいチャートを搭載!

LION CFD C2はシンプルで洗練された取引画面ながらも、高機能であり直感的に操作できるため、はじめてのCFD取引でもストレスなくトレードできる仕上がりとなっています。

こちらから無料でヒロセ通商「LION CFD」の口座開設ができます!
※CFD口座はFX口座とまとめて口座開設いただけます。

サクソバンク証券 CFD

サクソバンク証券では基本的な取引ツールとなるWebブラウザ版「SaxoTraderGO」と、プロ向けのインストール版「SaxoTraderPRO」を提供しています。

オートチャーティストはCFD銘柄も対応
オートチャーティストはCFD銘柄も対応

SaxoTraderGO最大の魅力ともいえるのが、マーケットの転換点を取引シグナルでお知らせするオートチャーティストを塔載している点です。

これにより、取引チャンスの銘柄をすぐ見つけることができ、手間をかけずにかんたんに発注を行うことができます。

SaxoTraderPROはマルチディスプレイに対応
SaxoTraderPROはマルチディスプレイに対応

マルチディスプレイ対応のSaxoTraderPROでは、有料のサブスクリプションにより機能を強化することができます。
歩み値(各銘柄の取引時間、取引量、回数など)や板情報(取引価格や取引量)を見ながら売買も可能となる、まさにプロ仕様の取引ツールとなっています。

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岡三オンライン

岡三オンラインのくりっく株365では、PC向けではWebブラウザ版の取引ツールと専用チャート、インストール版の取引ツールの3つがご利用できます。

岡三オンライン証券 くりっく株365「Web版取引ツール」

ブラウザ版ツールにはシミュレーション機能を搭載しており、仮想価格や任意のポジション数を入力して、評価損益を自由にシミュレーションが可能です。

WEB版高機能チャートのChart Plus
売買比率の閲覧もできるChart Plus

専用チャートの「Chart Plus」では出来高、売買別の建玉数量、建玉比率、建玉推移の確認ができます。

「どの銘柄が、どのくらいの数量で、売り・買いはどちらが多いのか」がすぐに判断できるため、トレーダーの動向をチェックするのも一目瞭然です。

岡三オンライン株365のインストール版取引ツール
岡三オンライン株365のインストール版取引ツール

インストール版は柔軟にカスタマイズできるのが魅力で、レイアウトを保存さえすれば、自分の使いやすい取引画面をいつでも呼び戻せます。

こちらから無料で岡三オンライン証券「くりっく株365」の口座開設ができます!

ひまわり証券

シンプルさが際立つ画面が印象的なひまわり証券のくりっく株365ですが、不慣れな方にも扱いやすい取引画面となっています。

そのかわり、やや古さを感じるデザインとなっており、ひとつの画面でチャートを見ながら発注できません。
デイトレで裁量取引をアクティブに行いたいなら、高機能な他社ツールがおすすめです。

ひまわり証券のくりっく株365はリピート系注文に対応する
ひまわり証券 くりっく株365の取引画面

ツール的にはやや見劣りする反面、機能的にはループ・イフダンのCFD版「ループ株365」に対応しているのが、ひまわり証券の最大の魅力。

日経225、NYダウの取引をプログラムにお任せして、自動化させたい方におすすめな業者です。

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ここまでCFDの取引ツールについて解説しましたが、Webブラウザ版、インストール版どちらにもそれぞれの良さがあります。

優劣をつけるのではなく、注文用とチャート分析用で使い分けたりと、組み合わせて使ってみるのもいいですね。