バイナリーオプションには3種類の取引タイプ(ラダー、レンジ、タッチ)があり、現在国内ではラダーオプションとレンジオプションの取引を行うことができます。
取引タイプは取り扱い業者ごとに異なり、レンジオプションを取り扱う業者は限られています。
そのときの相場状況を判断して、ラダーオプションとレンジオプションを使い分ける戦略もできます。
実際の売買をする前に、それぞれの違いを理解しておくようにしてください。
まず各社は、どの取引タイプを採用しているか見ていきましょう。
PC、スマホごとに取引タイプを比較
FX会社名 | PC版の取引タイプ | スマホ版の取引タイプ |
---|---|---|
![]() ![]() | ラダーオプション(シングル、オール) | ラダーオプション(シングル) |
![]() ![]() | ラダーオプション(オール) レンジオプション(シングル、ワイド) | ラダーオプション(シングル) レンジオプション(シングル、ワイド) |
![]() ![]() | ラダーオプション(シングル、オール) レンジオプション | ラダーオプション(シングル) レンジオプション |
![]() ![]() | ラダーオプション(オール) | ラダーオプション(シングル) |
![]() ![]() | ラダーオプション(オール) | ラダーオプション(オール) |
![]() ![]() | ラダーオプション(シングル、オール) | ラダーオプション(シングル) |
それでは、各取引タイプの仕組みを解説します。
ラダーオプション
バイナリーオプションで最もメジャーな取引方法が、このラダーオプションです。
もともとラダー(ladder)には梯子(はしご)という意味があり、オプションがはしご状に配置されていることから、ラダーオプションと呼ばれています。
国内でバイナリーオプションを提供するすべての業者で、ラダーオプションの取引が可能です。


ラダーオプションは、目標とするレートよりも高いか、安いかを予測することから、HIGH & LOW(ハイ・アンド・ロー)とも呼ばれます。
どちらか一方方向に動くことを予測するため、トレンドが発生している状況と相性が良いとされています。
ラダーオプションには「シングル」と「オール」があります。
シングル
シングルは6〜7つある目標レートから「円高」か「円安」のうち、どちらかを選択するタイプです。
GMOクリック証券「外為オプション」の取引画面を例にご覧ください。


目標レート(権利行使価格)は、画像の赤い枠内にある7つの中から選択して選ぶことができます。
このように、「シングル」はシンプルな取引画面が特徴です。
オール(マルチ)
オールのほかに「マルチ」とも呼ばれています。
シングルは1つの目標レートを表示し、オールは全ての目標レートを表示することです。
つまり表示方法の違いだけで、購入の対象となるオプションが少ないわけではありません。
取引画面で購入したいオプションにマウスカーソルを合わせると、目標レート部分が色分けされるので、購入にあたり悩むことはないでしょう。
たとえば以下のオールを例にすると、112.700の目標レートのオプションを購入するとき、「青色」または「赤色」のボタンをクリックします。


112.700より円高(下がる)と予測するなら1枚「880円」で購入でき、円安(上がる)と予測するなら200円で購入ができます。
予測が当たると1,000円のペイアウトとなります。
レンジオプション
レンジオプションは、一定の範囲内(レンジイン)か範囲外(レンジアウト)かを予測する取引です。


レンジオプションはGMO外貨の「オプトレ!」、トレイダーズ証券の「みんなのオプション」のみが対応しています。
レンジイン
レンジインオプションは、一定の範囲内に収まることを予測するため、あまり値動きがない状況に相性が良いとされています。
GMO外貨のオプトレ!では、対象のオプションをクリックすると予測する範囲内に色が付くので分かりやすいです。


レンジアウト
レンジアウトオプションは、一定の範囲外に動くことを予測するため、相場が大きく動いている状況に相性が良いとされています。


なおGMO外貨のオプトレ!には「ワイドレンジ機能」があり、レンジイン、レンジアウトの範囲を自分で決めることができます。


これにより戦略的なトレードが可能となるのが、オプトレ!ならではの魅力です。
タッチオプション
タッチオプションは、判定時刻までに目標レートに到達するか(タッチ)、しないか(ノータッチ)を予測する取引です。


※現在、日本国内ではワンタッチオプションを取り扱う業者はありません。
以下のスクリーンショットは、以前FXTFが提供していたワンタッチオプションの参考画像となります。
ワンタッチ
ワンタッチオプションは、レンジアウトオプションと同様、相場が大きく動いている状況に相性が良いとされています。
他の取引タイプは取引終了となる満期まで待つ必要があります。しかしワンタッチの場合は、購入締め切りまでに1度でも目標レートに達すれば、判定時刻前にペイアウトを受け取れるのが大きな違いです。


どの業者のバイナリーオプションも同様ですが、価格の安いものほど予想外となりやすいため、「重要な経済ニュース発表前に、低価格オプションを購入して高利益率を狙う。」という戦略も、ワンタッチなら可能です。
ノータッチ
ノータッチオプションは、レンジインオプションと同様、あまり値動きがない状況に相性が良いとされています。


ノータッチオプションとも仕組みが類似している金融商品として、ノックアウトオプションがあります。
このノックアウトオプションでは、ノックアウトレベルという損切りラインに達さなければ、最大1年程度ポジションを保有することができます。
優れた資金効率により少額取引もできる魅力があり、バイナリーオプションにも近い特徴もありますので、ノータッチオプション的な売買に興味がある方は、こちらの記事もご覧になってみてください。


このように、日本国内のバイナリーオプションでは現時点で、ラダーオプションとレンジオプションの取引が可能です。
とくにラダーオプションがの人気が高く、多くのトレーダーが利用しています。
PCだけではなくスマートフォンでの操作性も大切ですので、各社の取引ツールを試してからメイン口座を決めてもいいでしょう。
バイナリーオプションおすすめの業者
GMOクリック証券「外為オプション」


バイナリーオプションでもっとも有名なのが、GMOクリック証券の外為オプションです。
もちろん安心の国内企業で金融庁認可済みサービスなので、海外系と異なり入出金で心配する必要もありません。
FX通貨ペアのほか、日経225やNYダウなど株価指数銘柄をバイナリーオプションで取引できるのも、GMOクリック証券の特徴です。
取引システムはとにかくシンプルで分かりやすい、明快さが魅力。操作に戸惑うことなく、最小1,000未満で、円高か円安か予測する取引ができます。
それでいて高機能スマホツールなので、スマホで高度なチャート分析をするなら外為オプションがオススメです。
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お申し込みは最短5分、口座維持費等の費用は一切かかりません。
IG証券「バイナリーオプション」


IG証券のバイナリーオプションでは、業界最多となる20銘柄(FX:7通貨ペア、株価指数:10銘柄、商品:3銘柄)を提供しています。
FXだけではなく、日経225やNYダウなどの株価指数、金や原油などの商品まで、そのバラエティーは多岐にわたります。
さらに特徴的なのが、取引期間が「2時間」だけではなく「当日」も用意されているため、戦略的な売買が可能です。
取引ツール上で高度なテクニカル分析しながら売買できることも、IG証券ならではの魅力です!
大きな投資資金の必要がなく数千円から投資できますので、自分自身のペースで取引することができます。
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お申し込みは最短3分、お手続きはスピーディーに完了します。
トレイダーズ証券「みんなのオプション」


みんなのオプションは、シンプルで洗練された取引画面が魅力のバイナリーオプションサービスです。初めての方でもすぐに使える操作性で、スムーズに取引をはじめられます。
取扱通貨は米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、ユーロ/米ドルの4種類。1Lotあたり50円~990円から購入でき、わずか3ステップで完了する手軽さもポイントです。
目標レートより上がるか下がるかを予測する「ラダーオプション」と、目標レンジ内に収まるか収まらないかを予測する「レンジオプション」両方に対応しています。
そのため、その日の相場や戦略に合わせて、取引タイプの使い分けができることも魅力です。
判定時刻は最短2分から、最長でも120分とすばやく結果が分かるため、短時間でも利益チャンスを逃しません。
スマホやタブレットにも対応しているので、時間や場所にとらわれず、いつでも気軽に取引をスタートできます。
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