バイナリーオプションでどのオプションを売買するか、なかなか決められない経験はありませんか?
「予測通りになりやすい高価格オプションを購入したけど、大きく反対に動いた。」
「収益率重視で低価格オプションをいつも購入しているけど、なかなか思惑通りにならない。」
なんて経験がある方は多いのではないでしょうか。
これはトレンドを判断することで、そのときの局面で有効的な戦略を見極めるのに役立ちます。
一口にバイナリーオプションといっても、実に色々な戦略が存在します。
それでは、場面ごとに使えるバイナリーオプションの売買テクニックをご紹介します。
値動きが穏やかなときは高勝率狙いのローリターン戦略
値動き材料が少なくて方向性に乏しいレンジ相場のときは、ローリターン戦略ができます。
円高方向、円安方向どちらにも大きく動きにくいと判断できる場面ですから、現在のレートに近いオプションを購入するのが理にかなっていますね。
レンジ相場のとき、日本時間の日中10:00〜15:00あたりでイベントがない場面ほど相性がいい戦略です。
1Lotで売買した例は以下となります。
【予測通りのとき】
購入額 | ペイアウト | 利益 |
---|---|---|
780円 | 1,000円 | 220円 |
【予測が外れたとき】
購入額 | ペイアウト | 損失 |
---|---|---|
780円 | 0円 | −780円 |
値動きが穏やかなときの両建て戦略
為替レートが動かず、このままレンジで推移すると判断するときは、現在の目標レートの上下にあるオプションを両建てする戦略ができます。
以下の例でいうと、満期時の価格が109.85円から110円の範囲に収まった場合、両方のオプションから利益を得ることができます。
もし一方の予測が外れても、一方は必ずペイアウトとなるため、両建てによりリスクを抑えながら売買できることのが、この戦略の特徴です。
【両方が予測通りのとき】
購入額 | ペイアウト | 利益 |
---|---|---|
550円+510円 =1,060円 | 2,000円 | 940円 |
【一方の予測が外れたとき】
購入額 | ペイアウト | 利益 | 損失 | 損益合計 |
---|---|---|---|---|
550円+510円 =1,060円 | 1,000円 | 490円 | 550円 | −60円 |
購入額 | ペイアウト | 利益 | 損失 | 損益合計 |
---|---|---|---|---|
550円+510円 =1,060円 | 1,000円 | 450円 | 610円 | −160円 |
ある程度の変動を想定したミドルリターン戦略
レンジ相場ほどでもなく、大きな経済指標の予定があるわけでもなく、そこそこ値動きがある場面のときはミドルリターン戦略ができます。
ローリターン戦略に比べると、予測通りとなる確率は下がるものの購入金額を抑えられる利点があります。
しかしながら、後述するハイリターン戦略に比べると予測通りとなる確率は上がるため、ミドルリターン戦略ではしっかりとトレンドの強さ、判定時刻時の値動き予測を見極めて活用していきましょう。
【予測通りのとき】
購入額 | ペイアウト | 利益 |
---|---|---|
300円 | 1,000円 | 700円 |
【予測が外れたとき】
購入額 | ペイアウト | 損失 |
---|---|---|
300円 | 0円 | −300円 |
大きな変動を狙ったハイリターン戦略
大きな変動が見込まれているときは、円安方向または円高方向でもっとも安いオプションを購入する戦略ができます。
予測通りになりにくいオプションのため安い価格が設定されていますが、経済指標で需要なイベントが控えているときは、大きな値動きに期待してハイリターンを狙うことができます。
たとえ予測が外れても、損失額が小さいこともハイリターン戦略の特徴です。
【予測通りのとき】
購入額 | ペイアウト | 利益 |
---|---|---|
50円 | 1,000円 | 950円 |
【予測が外れたとき】
購入額 | ペイアウト | 損失 |
---|---|---|
50円 | 0円 | −50円 |
両建てのハイリターン戦略
ハイリターン戦略ではオプションの購入価格が安いことを活用して、両建て戦略も可能となります。
大きな変動が見込まれているが、円高方向と円安方向どちらに動くか読めないときに有効的となります。
【一方が予測通りのとき】
購入額 | ペイアウト | 利益 |
---|---|---|
100円 | 1,000円 | 900円 |
【両方の予測が外れたとき】
購入額 | ペイアウト | 損失 |
---|---|---|
100円 | 0円 | −100円 |
低価格オプションでFXのリスクヘッジ戦略
FXで保有ポジションがあるとき、価格が安いオプションを複数Lot購入して、FXのポジションのリスクヘッジに使うことができます。
たとえば、で110円で買いポジションを保有しているときの例をご覧ください。
この戦略ではポイントは2つあります。
- FXで反対方向のオプションを購入すること
- その価格まで変動した場合、損失をヘッジできるLot数を購入すること
【予測通りのとき】
購入額 | ペイアウト | 利益 |
---|---|---|
50円×6Lot =300円 | 6,000円 | 5,700円 |
【予測が外れたとき】
購入額 | ペイアウト | 損失 |
---|---|---|
50円×6Lot =300円 | 0円 | −300円 |
FXで110円でエントリーした1Lotの買いポジションが109.50まで下落した場合、5,000円の含み損となります。
しかし109.55円より円高のオプションを、50円で6Lot購入して予測通りとなれば、300円の購入額でペイアウト6,000円−購入額300円=利益は5,700円となります。
つまり大きな下落によってFXのポジションが損失となっても、少額となるオプションの購入額でヘッジさせることが可能となります。
ちなみに、FXのポジションは含み益、含み損どちらの場合のときでも使うことができます。
含み損の場合なら少ないコストで大きな損失の回避に役立てることができ、含み益の場合は利益の確保に活用できます。
トレンドがあるときは一方向の積み重ね戦略
トレンドがそこそこ強いときはミドルリターン戦略ができると説明しましたが、よりトレンドが明確だと判断できるときは、そのトレンド方向のオプションを積み重ねて購入する戦略ができます。
以下は下降トレンドが明確に現れたと判断したときに、円高方向のオプションを複数購入した例です。
満期時の為替レートが109.70以下となれば、3つのオプションが全てヒットとなりペイアウトとなります。
【全てが予測通りのとき】
購入額 | ペイアウト | 利益 |
---|---|---|
550円+320円+ 130円=1,000円 | 3,000円 | 2,000円 |
【全ての予測が外れたとき】
購入額 | ペイアウト | 損失 |
---|---|---|
550円+320円+ 130円=1,000円 | 0円 | −1,000円 |
【一部の予測が外れたとき】
購入額 | ペイアウト | 利益 | 損失 | 損益合計 |
---|---|---|---|---|
550円+320円+ 130円=1,000円 | 1,000円 | 450円 | 450円 | 0円 |
購入額 | ペイアウト | 利益 | 損失 | 損益合計 |
---|---|---|---|---|
550円+320円+ 130円=1,000円 | 2,000円 | 450円+680円 =1,130円 | 130円 | 1,000円 |
この戦略では、高価格のオプションがヒットとなれば、低価格のオプションがヒットしなくとも損益ではトータルで相殺することも場面によっては可能となってきます。
なお短期トレードとなるバイナリーオプションにおいて、トレンド方向を狙うトレードと相性抜群なのが、外為どっとコムのFXアプリ、外貨ネクストネオ「GFX」です。
このアプリにはトレードシグナルという通知機能が搭載されています。
通常のプライスアラートのほか、「ボラティリティアラート」という機能も搭載されており、変動を感知する間隔は、業界最短の1分間に設定も可能です。
例えば1分間で20pipsのように、任意のpips変動をアラートで知らせてくれるので、急変動によるトレンド追従に役立てることができますね。
勝ち組BOトレーダーが重宝する通知機能を使うことができますので、ぜひ取引に役立ててみてはいかがでしょうか。
キリ番、重要レートの厚い壁を狙った反転狙い戦略
キリ番とは110.00円、111.00円といった、キリのいい番号(レート)のことです。
ラウンドナンバーやダブルオー(末尾が00のこと)とも呼ばれています。
また過去に付けた直近高値・直近安値に描画した水平ラインや、重要なトレンドラインの延長線上は、テクニカル的にもトレンドの節目となることから重要視されています。
こういったキリ番、重要なレートとなる節目のレートでは、売り勢と買い勢による攻防と場面となりやすいことから、反転かブレイクアウトが注目されています。
この節目となるキリ番、重要レートで何度も跳ね返されるときは、壁は厚いと判断してオプションを購入する戦略ができます。
そのときのトレンドを見極めることが最重要
バイナリーオプションに限らずFXの短期売買でも考え方は共通ですが、そのときのトレンドはどんな傾向であるかを見極めることが、戦略選びにおいてもっとも重要となります。
まず基本となるのが、上昇トレンドか下降トレンドか、トレンドレス(レンジ相場)かを判断するのが最初の一歩です。
トレンドを見極めるにはトレンドライン(サポートライン、レジスタンスライン)を引くことと、移動平均線を表示させることがスタンダードです。
しかしほとんどの業者では、バイナリーオプションの取引画面でテクニカル分析ができないため、別途チャートを使用して分析をすることが必須となります。
簡易的なラインチャートだけで取引すると、丁半博打となりやすい点には注意しなければいけません。
バイナリーオプションは約2時間の取引が主流ですから、分析するときは1時間足や日足で中長期のトレンドを把握しながら、5分足でチャート分析していくのがおすすめです。
バイナリーオプション戦略のポイント
よく巷では海外のバイナリーオプションが話題に上がりますが、金融庁は海外バイナリーオプションを一切認可していませんので、取引しないようご注意ください。
たとえ利益となっても出金できないリスク、業者が倒産しても資産が保護されないリスクがあります。
なかには30秒後や1分後の予測をすればいいだけという謳い文句もあります。
しかし日本国内のバイナリーオプションでは取引時間が2時間といっても、途中売却(権利放棄)により購入後すぐに売却できるため、実はこの点に優劣は一切ありません。
実質、取引期間のうちにスキャルピングやデイトレードのように、途中売却を活用することで何度も購入と売却を繰り返すことができるのです。
ですから国内バイナリーオプションでもFXと同じようにチャート分析を行って、短期でのトレードも可能です。
国内バイナリーオプション業者のスペックは、こちらで詳しく比較しています。
また以下の記事ではバイナリーオプションに便利な無料のツール(未来予想チャート、売買シグナルツールなど)をご紹介していますので、合わせてご覧ください。
バイナリーオプションおすすめの業者
GMOクリック証券「外為オプション」
バイナリーオプションでもっとも有名なのが、GMOクリック証券の外為オプションです。
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FX通貨ペアのほか、日経225やNYダウなど株価指数銘柄をバイナリーオプションで取引できるのも、GMOクリック証券の特徴です。
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IG証券「バイナリーオプション」
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